rio ブラックジャック

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第一軍砲兵部長/ユリウス・アウグスト・フォン・シュヴァルツ中将第二軍砲兵部長/ルイス・マックス・ナポレオン・フォン・コロミーア中将第三軍砲兵部長/フリードリヒ・ヴィルヘルム・エデュアルト・ヘルクト中将 コロミーア ヘルクト この時代、北独連邦とヘッセン大公国では殆ど全ての領邦が普軍標準の武器・装備を使用し、南独三ヶ国でもバーデン大公国は普軍指導による軍の編制・錬成を行い普軍と全く同じ武器を使用し、ヴュルテンベルク王国も銃砲を普軍に合わせ、小銃はドライゼ銃の国軍仕様・野砲もクルップ砲と同じ弾薬を使用しており、肩を並べて戦っても武器弾薬の補充に殆ど支障はありませんでしたが、バイエルン王国だけは事情が異なりました

 バイエルン軍は独統一が現実味を帯びたこの時代になっても独自の銃砲開発を続け、純国産の小銃を軍に採用していましたが、小銃は正に更新最中で戦争に突入したため、新旧二種・北独標準ドライゼ小銃とは口径も仕様も異なる小銃(従来の後装銃ポデヴィルス小銃とドライゼより進化した新式後装銃のヴェルダー小銃)を使用しており、砲兵も自国製4ポンド、6ポンド砲の他に12ポンド砲も使用する中隊が存在し、ごく一部ですがミトライユーズ砲と同じく小口径の霞弾砲(ボレーガン

フェルトレ砲がクルミエ戦で活躍しています)使用の部隊もありました

このためバイエルン軍の弾薬縦列は北独の弾薬縦列と補完し合うことが不可能で、しかも4種の口径に見合う砲弾を用意しなくてはならなかったのです

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第一次オルレアンの戦いにおけるバイエルン軍 独本土における弾薬の備蓄は豊富で1年程度の短期決戦では心配ありませんでした

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しかし、個々の兵士が携行する弾薬数は仏軍の標準より10発少なく*、団隊付き弾薬馬車の標準積載弾薬数も個々人に対する供給数で仏軍より劣っていました

対して軍団(一部は師団)に従属する各弾薬縦列の弾薬携行数は仏軍より多数となっています

※普仏戦争時の独軍(バイエルン2個軍団を除く)1個軍団と従属縦列が携行する弾薬数*1個軍団平均/歩兵25個大隊・砲兵15個中隊、定数小銃24,525挺・砲90門とします(端数切り捨て)・歩兵小銃1挺 161発(歩兵携行80発)・軽砲(4ポンド・騎砲も同等です)1門 榴弾237発、霞弾21発・重砲(6ポンド)1門 榴弾220発、霞弾11発※バイエルン軍1個軍団の弾薬数・4ポンド砲1門 榴弾など312発、霞弾10発・6ポンド砲1門 榴弾など212発、霞弾11発・12ポンド砲1門 砲側(前車)携行、弾薬馬車、弾薬縦列合計で榴弾など175発*騎兵について北独(普)軍ではドライゼ騎銃1挺に付き62~100発、拳銃1挺に付き34~56発(歩兵士官・砲兵部隊も同様)でした

数にふれ幅があるのは騎兵部隊の種別(驃・槍・竜・胸甲)や編成中隊数によって差が生じたためです

※普軍における予備弾薬平均数(端数除く)・歩兵小銃1挺 8~15発・騎銃1挺 7~11発・拳銃1挺 4~13発・砲(重・軽・騎)1門 榴弾42~69発※仏軍開戦時の携行小銃弾薬数・歩兵小銃1挺 154発内訳/個人携行90発・2個中隊に対し二輪弾薬馬車一輌=銃1挺につき24発・弾薬縦列=銃1挺につき40発) 筆者のような現代人の素人から見た場合、両軍共に意外なほど少ない携行弾薬数だったことが分かります

 では、実際の弾薬補給の状況がどのような事になっていたのか、以下見て行きましょう

 戦闘と戦闘の合間における弾薬補充は戦争初期において一部の後方担当幕僚の顔色を青くさせる一大事となりました

初めて前線で仏軍と対決した独兵は、猛烈でしかも遠距離から撃ち掛ける仏軍に対し自然射撃が増え、予測よりかなり大量の弾薬を消費してしまったからです

 参謀本部の秀英たちが緻密な計算から導き出した数字は、近代戦の前に正しく机上の空論となってしまったかのようで、ドライゼ銃の倍近い射程から到達するシャスポー銃の恐怖から独兵は絶対に届かない距離から射撃を始めてしまい、しかもそれを統制する指揮官たちが「指揮官先頭」を尊び、更に狙撃の的となる「馬上で煌びやかな軍装」だったために次々と倒されてしまい、既に散兵戦術*が席巻しつつあったとは言え未だ集団統制一斉射撃に拘っていた一般歩兵部隊(普軍では通常連隊の第1、2大隊)で秩序がなくなり、結果一部前線部隊で「無駄弾」が目立ち消費弾薬数が増え続けていたのです

参謀たちの計算では2日持つはずの歩兵携行弾薬は半日もたてば撃ち尽くしてしまい、弾切れで戦闘中止、更には後退も発生したのでした